Bonne Maman

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フランスコラムVol.5 イチゴ、イチゴ、イチゴ、イチゴづくりのお祭り!

フランス南西部にあるボンヌママンのふるさとでは、毎年5月になるとFête de la Fraiseというイチゴのお祭りが開催されます。1990年、地元の経済活性化とイチゴ文化をつくりあげていくために、スタートしました。このお祭りの一番の目玉は、巨大なイチゴのパイ。世界一大きいパイとギネスに認定された歴史があるほどなんです!2017年には、30メートル以上もあるイチゴのショートケーキをつくり、こちらもギネスに認定!そんなスケールの大きいイチゴ祭りを、ちょっとのぞいてきました。

あっちこ、こっちもイチゴ!ママンもイチゴに変身!

ボンヌママンのふるさとでは、400軒近くのイチゴ農家さんが、毎年およそ1500トン生産しています。お祭りの日になると、イチゴのモチーフで町は華やぎ、1100人くらいの小さな村に、約1万5000人もの人が世界中からやってきます。イチゴの販売はもちろん、子どもたちが遊べるスペースやメリーゴーラウンド、いたるところでオーケストラの音楽が流れ、このエリア特産のクルミやサフラン、子牛の肉、工芸品など約60店が出展し、町全体がお祭りになります。

マカロンもイチゴに!

マカロンやイチゴのタルトなど、さまざまなイチゴのスイーツが屋台に並びます。

イチゴの 香りに 包まれます

とちおとめ、あまおう……のように、さまざまな品種のイチゴが並びます。ボンヌママンのふるさとで生産しているイチゴは、全部で8種類。ガリゲット、マラデボワ、シャルロット、クレリー、シラフィン、ダーセレクト、キャンディス、ドナルージュ。特にガリゲットやマラデボワが人気で、250gで3.5〜4€くらい。今年のイチゴの出来などを話しながら、飛ぶようにイチゴが売れていきます。

フランスのイチゴ 日本のイチゴ

フランスのイチゴ 基本、露地栽培なので、この季節にしか食べられません。その土地や天候の恵みが凝縮した、野生味あふれる味わいです。小粒で、甘みも酸味もぎゅっと濃いものが多いです。 日本のイチゴ ビニールハウス栽培が主流。天候に左右されないので、おいしさを保ちながら、1年中食べられます。品種にもよりますが、大粒で、ジューシーな甘みが特徴です。

お祭りのメインはこれ!イチゴ350kg、全長17mのパイ!あっという間にみんなのお腹のなかへ…。

お祭りの前日に、約30人のボランティアでつくる、この巨大なパイ。長方形のパイをいくつも焼き、ストロベリージャムを塗り、イチゴを敷き詰め、そしてシロップを塗って、パズルのように繋ぎ合わせていきます。お祭り当日。フィナーレに近づくと、広場に人だかりが。1ピース1€で配り、その収益は町の慈善団体に寄付されるそう。巨大なパイは、町の人たちによってどんどん切り分けられ、あっという間になくなってしまいました!

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