Bonne Maman

メニュー

フランスコラムVol.6 パレードと夜のピクニックと、花火と。

7月14日は、フランス建国記念日。1789年、絶対王政の象徴であったバスティーユ牢獄をフランス市民が襲撃した日です。この日を皮切りにフランス革命が始まり、今の共和制へと統一されていきました。国をあげてお祝いするほどフランスにとって、とても大切な祝日。特にパリ市内では、シャンゼリゼ通りの軍事パレードやエッフェル塔の花火など、夏のバカンス直前の大イベントに街は大いに盛り上がります。

AM10:30 約4300人の兵士や騎馬隊によるパレードがスタート!

陸軍、海軍、空軍、騎馬隊、戦闘機、戦車、警官、消防士……。フランス軍一同が、凱旋門からコンコルド広場までの約2.5キロを音楽に合わせて行進します。 なんといっても、各部隊のユニフォームがとてもユニーク!全身まっ白の制服に身を包んだ山岳部隊や、皮のエプロンをして斧を持ちヒゲをたくわえた外人部隊もいれば、ナポレオンを彷彿とさせる帽子に金の刺繍やボタンが華やかな軍学校の制服もあり、観客の目を楽しませてくれます。今年は日仏160周年を記念して、陸上自衛隊もパレードに参加しました。

PM4:00 花火があがるまでピクニック

エッフェル塔の花火を見るために、たくさんの人が集まるシャン·ド·マルス公園。夜になると身動きが取れないほど混み合うので、場所取りをかねて4時くらいからピクニックがはじまります。フランスのピクニックは「おしゃべり」がメイン!ポテトチップスやプチトマト、チーズ、ハム、サラミなど、出来合いのものを各自持ち寄ります。やっと日が暮れてきた9時頃。毎年、フランス国立管弦楽団と世界を代表するオペラ歌手による野外コンサートも開催され、花火への期待が高まります。

PM11:00 エッフェル塔からハートの花火が!!2018年のテーマは愛

音楽や光と共演する花火のショー。エッフェル塔から、その背後から、赤やピンクの花火が打ち上がります。30分なんてあっという間。フィナーレは、ピンクにきらめくエッフェル塔を中心にシャンパンゴールドの花火が咲き乱れ、50万人以上の歓声や拍手がわき起こります。フランス建国記念日の長い1日が終わると、本格的にバカンスシーズンへと突入。フランス人たちは街を離れ、観光客でにぎわうパリへと姿を変えていきます。

バックナンバー

Loading